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「固定翼型ドローン」が東京23区の人口集中地区を飛んだ!

エアロセンス(東京都文京区、佐部浩太郎社長)は25日、東京都23区内の人口集中地区で固定翼型飛行ロボット(ドローン)の運航を行ったと発表した。国土交通省関東地方整備局による、荒川下流地域のドローン河川巡視実験の一環。荒川下流地域は日本の社会経済活動の中枢機能が集中することから、災害の未然防止や状況把握のためにドローンを活用した河川巡視を検討中で、実験で採用されたのを機に売り込みも目指す。

河川流域は広範囲にまたがるため、数キロメートルしか飛べないマルチコプター型のドローンでは対応が難しい。エアロセンス自社開発の固定翼型「エアロボウイング」は最長50キロメートルを飛行でき、垂直離着陸も可能なことから有効と認められ、実験に採用された。

実証実験は災害発生時に広域の河川、高速道路などの被害状況を確認し、迅速な状況把握と復旧計画につなげることを想定して、東京都江戸川区清新町付近の荒川河川敷で実施(写真)。往復で約14キロメートルの距離を約10分で飛行し、高度130メートルの上空から撮影を行った。

撮影した動画をLTE回線を通じて、関係者の事務所にリアルタイムで転送。滑走路が不要な同ドローンの特徴を最大限生かすとともに、災害発生後の迅速な被害状況確認手段として有益であることを確認した。


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日刊工業新聞 2023年1月26日

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