日本で22年に最も売れた電動車、日産のHV「ノート」が支持を集めた要因
日産自動車のハイブリッド車(HV)「ノートシリーズ」が2022年に日本で最も売れた電動車となった。同社によるとノートシリーズの22年の国内販売台数は前年比27%増の11万107台だった。独自のHV技術「eパワー」に加え、高級仕様車「ノート オーラ」を展開するなど豊富な品ぞろえも支持を集めた。
ノートは20年の全面改良を機に、エンジンを発電のみに使いモーターで駆動するeパワーの性能を向上。スムーズで力強い加速、滑らかな減速制御、優れた静粛性などが高い評価を得た。
21年にはノートをベースに内外装や走りの質を高めたオーラを発売。ノートと比べ出力を上げるなど高級車のようなゆとりある走りを実現し、小型高級車市場の開拓にも取り組んでいる。またノートをベースにしたスポーツ多目的車(SUV)「オーテッククロスオーバー」も展開するなど品ぞろえを拡充し、多様化する小型車市場のニーズに対応した。
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日刊工業新聞 2023年01月20日