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大和ハウスが初任給引き上げ、社長が語ったこと

大和ハウスが初任給引き上げ、社長が語ったこと

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大和ハウス工業は2023年4月入社の新入社員の初任給を引き上げる。大学院卒の基本給を25万2000円(引き上げ率8・9%)、学士卒を24万円(同9・1%)、高等専門学校・短期大学卒を22万2000円(同9・9%)に設定した。物価の高騰に対応するとともに、将来を見据えた成長のための人材確保を進める。同時に若手社員の給与も引き上げ、若手の定着にもつなげる。

23年4月入社予定の内定者は約700人。新卒初任給の改定は4月の4000円の引き上げに続き、2年連続となる。若手社員の給与も同レベルの引き上げを実施し、新卒の初任給が入社年次の近い若手社員の給与を上回らないようにする。年次が高い社員になるほど給与の上がり方は小さくなる仕組み。

人材の獲得競争がグローバル化する中、若手社員の雇用や定着が課題となっている。芳井敬一社長は「ボーナスなどの一時金ではなく高い給与を常態化させる。頑張っている社員の期待に応えたい」としている。

日刊工業新聞 2022年12月28日

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