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設備投資で増える「補助金」活用、旅館・ホテル最多

商工中金が取引先中小企業に対して初めて実施した設備投資における補助金の活用状況に関する調査によると、2021年度に補助金を利用して設備投資を実施した企業の割合は、全体の18・7%を占めた。22年度に補助金を使った設備投資を実施または計画する企業の割合は25・8%だった。21年度から22年度にかけ、設備投資に補助金を活用する企業の割合が増えている。

21年度の設備投資について「補助金がなければ設備投資を実施しなかった」企業の割合は6・7%だった。21年度に設備投資を実施した企業の割合61・8%から補助金がなければ設備投資を実施しなかった企業の割合を差し引くと、20年度の設備投資実績の52・2%と比べてほぼ横ばいだった。

今回が初の調査となるため、20年度実績における補助金の影響について詳細なデータがない。試算にはなるものの「補助金が設備投資を押し上げた要因の一つになっている可能性がある」と分析する。

補助金を活用した企業を業種別でみると旅館・ホテルが最も多かった。経済産業省・中小企業庁の「事業再構築補助金」や「IT導入補助金」、観光庁や各種自治体の補助金など多様な補助金を活用する事例が目立った。

同調査は取引先中小企業約1万社を対象に初めて実施し、約3300社から有効回答を得た。調査時点は7月1日。

日刊工業新聞 2022年12月14日

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