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最高価格170万円、豪華列車「ななつ星」刷新の中身

JR九州はクルーズトレイン「ななつ星in九州」のリニューアル運行を始めた(写真)。運行9周年を機に、客室や車内設備の一部を改造した。乗客定員を10組20人とし、従来の14室30人から減らした。全乗客が同じ客車で食事をとるほか、サロンを設けて出会いや交流を演出する。茶室、ショップ、バーもしつらえた。

ななつ星は1泊2日と3泊4日で九州を周遊する豪華列車。10月から「第2章」と位置付け、新たな列車と三つのコースで魅力を発信し国内外から誘客する。最高価格は3泊の霧島コースで2人1室利用で1人当たり170万円(消費税込み)。

ななつ星は2013年10月15日の運行開始以降、運行回数706回、乗客1万7662人を運んだ。

博多駅でリニューアル後初となる707回目の出発を見送った古宮洋二社長は「より良いサービスを提供するため、日々磨きをかけたい」と気を引き締めた。

日刊工業新聞2022年10月18日

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