悪路もなんのその、メルセデス・ベンツ製車両がベース「多目的災害支援車」の装備
トノックス(神奈川県平塚市、殿内荘太郎社長)は防災用品専門商社の船山(新潟県長岡市)と共同で、悪路を走行できる独メルセデス・ベンツ製の作業用車両「ウニモグ」ベースの多目的災害支援車(写真)を開発した。
投光器や排水ポンプ、多目的クレーン、走行用エンジンを動力にする発電機などを装備し、通常のトラックでは入れない災害現場に近づいて救助活動を支援する。消費税抜きの価格は標準仕様で9000万円から。
トノックスはウニモグをベースにした特装車を多数手がけており、防災分野のノウハウと販路に強みがある船山と同車を共同開発した。自然災害の多発を背景に装備強化を進める消防当局や自衛隊などに採用を働きかける。
日刊工業新聞2022年10月5日