米国にEV電池新工場を新設するエンビジョンAESCの狙い

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エンビジョンAESCグループは2500億円を投じEV電池の工場を新設する(イメージ)

エンビジョンAESCグループ(神奈川県座間市、松本昌一社長)は、米国のケンタッキー州に電気自動車(EV)向けの電池工場を新設する。投資額は20億ドル(約2500億円)。年産能力は30ギガワット時で、同40ギガワット時への拡張余地を残す。2025年にも稼働する。米国では脱炭素に向けEV需要の拡大が見込まれる。現地供給体制を強化し、独メルセデス・ベンツグループなどへの納入を予定する。

米国での工場新設はテネシー州に次いで2拠点目。ケンタッキー州では約300万平方フィード(約28万平方メートル)の建屋の広さを確保する。新工場の稼働に伴い米国での車載電池の年産能力を現状と比べ10倍以上に引き上げるほか、約2000人の雇用創出も見込む。

新工場ではエネルギー密度を同社の現行品と比べ30%増、急速充電性能を20分以内に短縮した次世代型のリチウムイオン電池を生産する。太陽光発電と再生可能エネルギー由来の電力の活用で製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする。既に同社から米国での電池調達を発表したメルセデスを含め、複数の車メーカーへの供給を予定する。

エンビジョンAESCは日本、米国、英国、中国に六つの車載電池工場を持つ。現在は茨城県など日、英、仏、中でも工場の新設や拡張を進める。米国での新工場立ち上げなどで26年までに世界で車載電池の年産能力を300ギガワット時に拡大することを目指す。


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日刊工業新聞2022年4月15日

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エンビジョンAESC EV

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