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自治体窓口で音声文字化、アイシンなど実証

自治体窓口で音声文字化、アイシンなど実証

リアルタイムで会話を文字表示

アイシンは山口県の6自治体と連携し、アイシンが開発した音声認識アプリケーション(応用ソフト)「ワイワイプローブ」を活用した窓口相談の実証実験を始める。アプリで職員の音声を文字化することで、聴覚障がいなどを持つ住民との意思疎通を円滑化する狙い。実証期間は10月から2023年9月までの1年間を計画する。

実証は山口県の周防大島町、和木町、上関町、田布施町、平生町、阿武町で実施する。各町役場の窓口1カ所にアプリを導入。話した言葉をリアルタイムにモニターへ表示する「窓口相談支援システム」を構築する。

阿武町では21年11月から先行して実証を開始。このほどアイシンが山口県や山口県町村会、山口県デジタル技術振興財団と連携協定を締結し、6自治体での実証を決めた。

ワイワイプローブは、人工知能(AI)を活用し高精度な音声認識を可能にするアプリ。発言を即時に文字化し、スマートフォンなどに表示する。

日刊工業新聞2022年8月11日

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