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日本企業初、明治安田生命が生物多様性債に100億円投資

明治安田生命保険は、欧州投資銀行(EIB)が発行した生物多様性保全に充当する債権に投資したと発表した。投資額は約100億円。EIBが生物多様性を加えた新たなサステナビリティー(持続可能性)投資に関する枠組み「SABフレームワーク」に基づき発行した債権で、この枠組みに沿った債権への投資は日本企業初という。

同債権は2032年償還の私募債で、利回りは4・135%。資金使途は、持続可能な森林管理や農業など自然・生物多様性保全に貢献するプロジェクトとなる。明治安田生命は、投資を通じて森林保全など「自然資本」を重視する世界的な流れを後押ししたい考えだ。

日刊工業新聞2022年7月29日

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