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日産が9年ぶり全面改良「エクストレイル」生産開始、副社長が強調したこと

日産自動車は27日、約9年ぶりに全面改良して発売したスポーツ多目的車(SUV)「エクストレイル」の生産開始式典を、生産子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)で開いた。エクストレイルは2000年発売の初代モデルから九州で生産する基幹車種。4代目となる今回は独自技術「eパワー」や、モーターとブレーキを統合制御する4輪駆動(4WD)技術「eフォース」などの新技術を多数搭載した。

コロナ禍や半導体の供給不足で生産台数は明らかにしていないが、日産の坂本秀行副社長(写真右)は「地場部品調達率は70%程度と高く、バックアップシステムの確立などで生産の課題は克服しており供給不安はない」と強調。「世界一競争が激しい『Cセグメント』SUVだが、同業他社を凌駕する自信作だ」と胸を張った。


日刊工業新聞 2022年7月28日

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