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黒物家電の出荷額13.9 %減、上海ロックダウン影響

電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した、テレビなどの黒物家電を主とする民生用電子機器の1―6月(上期)の国内出荷額は、前年同期比13・9%減の5965億円となった。21年上期から減少した背景について新型コロナウイルス感染症拡大による中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)のほか、JEITAは「巣ごもり需要の反動減が出た」と推測する。

テレビなどを含む映像機器は同19・9%減の2666億円、カーナビゲーションシステムを含むカーAVC機器は同10・5%減の2925億円となった。オーディオ関連機器は同11・4%増の375億円を記録した。

6月単月の国内出荷額は前年同月比24・1%減の998億円。映像機器は同33・3%減の461億円。カーAVC機器は同16・8%減の468億円となった。他方、オーディオ関連機器は同13・1%増の69億円を記録した。

出荷台数では、薄型テレビ全体で同26・5%減の38万5000台。サイズ別の構成比をみると、50型以上が43・2%を占めた。

日刊工業新聞2022年7月22日

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