ニュースイッチ

トヨタ系部品メーカーが中国・湖北省の工場を拡張する狙い

豊田合成は、中国・湖北省のグループ会社である湖北豊田合成正奥橡塑密封科技有限公司(TG正奥)の工場(写真)を移転・拡張し、開所式を開いた。効率的な生産レイアウトを構築し、生産性を高めた。同工場は中国内陸部の事業拡大に向けた中核拠点に位置付ける。

TG正奥の資本金は4600万元(約9億4000万円)。豊田合成は60%の株式を保有する。自動車のドアや窓枠のゴム部品である「ウェザストリップ」などを生産する。新工場に移転・拡張したことで土地は約1万4000平方メートルから約6万平方メートルに、建屋は約1万7000平方メートルが約3万4000平方メートルとなった。生産体制を増強し、内陸部でウェザストリップ製品の拡販につなげる。

開所式にオンラインで出席した豊田合成の小山享社長は「お客さまの生産拡大に対応する体制が整った」と語った。(名古屋)


【関連記事】 デンソーも注目、岐阜の「改革マスター」とは?
日刊工業新聞 2022年7月20日

編集部のおすすめ