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井関農機が新エンジン搭載の稲刈り結束機、向上した機能は?

井関農機は中山間地の稲作農家向けに、歩行型刈り取り結束機(バインダー)の新商品を発売した。植わっている稲株に向かって進みながら株ごとに根元でカットし、自動で1株ずつ、ひもで束ねてその場に置いていく作業機械。簡単に始動できる新エンジンを搭載して、燃料タンクの容量も従来機の2・8リットルから3・6リットルへ増やし、連続した作業に対応しやすくした。

2条2輪タイプの「RZ225」、1条2輪タイプの「同125=写真」、1条1輪タイプの「同115」の3機種ある。消費税込みの価格は仕様により、同115が42万200―43万7800円、同125が44万8000―50万1600円、同225が60万9400―69万1900円。

新エンジン搭載に伴い、機体重量も従来機より2―5%程度軽量化した。機体の重心位置を中央に近くすることによって、作業中の旋回動作や湿田での取り扱いのしやすさを向上。格納の際、キャブレター内に残っている燃料を容易に抜ける「ワンタッチキャブドレン」も装備した。

日刊工業新聞2022年7月5日

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