井関農機がASEAN地域を狙う、小型トラクターの性能

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井関農機はインドで業務提携している農業機械メーカー、トラクターズアンドファームエクイップメント(TAFE)で生産した小型トラクター「NTZ227=写真」をタイ市場で近く投入する。タイ向けの中型トラクターは井関のインドネシア子会社で生産し供給しているが、小型トラクターは低価格競争が激しく、TAFEから輸出する方が競争力が高まると判断した。タイ向けの同小型トラクターで年間100台の販売を目指す。

インドで作る小型トラクターの価格は、排ガス規制が緩いこともあり、日本製に比べて3―4割安価になるとみている。低コストを武器に、タイだけでなく周辺の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域にも拡販する。

TAFEとは2018年11月に技術・業務提携した。インド第2位のトラクターメーカーで生産能力がもともと高い。「インド企業は製品を安く作る能力にたけている。これを生かさない手はない」と井関の冨安司郎社長は説明する。

タイで販売予定のトラクターは小型ながら27馬力のハイパワーを持ち、最高速度も時速25キロメートルと長距離移動に対応しやすいとしている。稲作だけでなく、キャッサバやサトウキビ畑などでの作業向けの需要も狙う。

エンジンはコストの関係でインド製を使う方針だが、将来は自社エンジンへの置き換えを検討する。軽量化とハイパワー化で、さらに競争力を高める。

日刊工業新聞 2022年6月16日

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