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自動運転レベル3以上に挑む、小糸製作所が「LiDAR」高性能化

小糸製作所は米セプトンと共同で、短距離用と長距離用の高性能センサー「LiDAR(ライダー)」を開発する。両社が共同開発してきた中距離用の技術を応用し、自動運転(イメージ)レベル3以上に対応できるよう高性能化する。2025年をめどに市場投入を目指す。

自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の技術進展に伴い、より高精度で近傍から遠方まで検知できるライダーのニーズが高まっていることから開発を決めた。中距離用の検出距離は100―200メートル。開発する短距離用は100メートル未満、長距離用は200―300メートルを想定する。

セプトンのライダーは赤外線のスキャン方法に独自技術を採用し、従来方法より機械的な摩耗がなく耐久性や量産性、コストなどに強みを持つ。

日刊工業新聞2022年7月1日

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