規格外バナナ廃棄ゼロに!ドールのフードロス削減法の中身

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ドールが経営するフィリピンのバナナ農園

ドール(東京都中央区、渡辺陽介社長)は、2025年までにフィリピンの自社農園で年間に2万トン発生する規格外バナナの廃棄をゼロにする。食品原料に加工した上で最終商品化することで実現する。国連の持続可能な開発目標(SDGs)活動の一環としてフードロス削減と啓発につなげる。

フィリピン農園の規格外バナナを現地でカット、冷凍し、日本に輸送、チョコレートをコーティングするなどして商品にする。このほど冷凍デザート「フローズンチョコバナナ」を発売した。8月からはジュースやアイスクリーム、ヨーグルト、プリン、パンなどを相次いで販売する。

ドールは品質に問題がないにもかかわらず、規格外として扱われ、廃棄していたバナナを「もったいないバナナ」として有効活用を進める。日本のドールで発生する年間1000トンの規格外バナナの内900トンを動物の飼料やエネルギーの原料にしている。

残り100トンについても、現在、ジューススタンド企業3社8店舗とカフェに供給することで廃棄をほぼゼロにした。カフェの一部店舗には規格外アボカドも提供しており、加工食品本部マーケティング部の成瀬晶子シニアマネージャーは「キウイやパイナップルなどにも挑戦したい」としている。

また同バナナは品質が保証されたものであることから、「規格外だから無料、安いという思いを変えていきたい。規格外バナナが発生すること自体がもったいない」(成瀬シニアマネージャー)と適正な利益を確保することで、生産地に還元したいとの考えを示した。

日刊工業新聞2022年6月24日

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SDGs ドール

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