蒸れない作業靴、ミズノが独自構造で実現した
ミズノは蒸れた空気を逃がす独自の通気構造を設けた作業靴を20日に発売する。クッションの役割を果たす「ミッドソール」部分に八つの通気孔を設け、靴内の空気を外に排出できる構造とした。作業靴はつま先に硬質樹脂先芯があるなど、構造上通気しづらいため、蒸れやすいとの声が挙がっていた。建設業や製造業、運送業などの着用を想定し、発売から1年間で2万5000足の販売を目指す。
ミッドソールの通気孔は荷重がかかりづらい部分に設け、通気性とクッション性を両立した。インソールも孔を空けた通気性のあるメッシュ仕様とし、靴内の熱気を逃がしやすくした。
デザインは4色を展開する。作業用品専門店やホームセンターなどで販売し、価格はオープン。
日刊工業新聞2022年6月14日