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明治が新設した業務用食品の開発拠点が担う役割

明治が新設した業務用食品の開発拠点が担う役割

開設した「明治アプリケーションセンター」

明治は、業務用食品の商品開発や試作、提案などをする拠点「明治アプリケーションセンター」を東京・東陽町に開設した。食品加工メーカーなどの顧客に業務用食品を使ったレシピやメニュー、市場データなどを提案するほか、顧客の生産ラインに準ずる生産設備を導入し、よりニーズに即した商品開発につなげる。投資額は5億5000万円。明治は業務用食品事業の売上高を2026年度に21年度比約30%増の880億円に引き上げる。

明治は業務用食品として乳やカカオ、たんぱく素材のほか、糖類や機能性素材、ナッツ類などを展開している。従来はテストキッチンでレシピやメニューを提案してきたが、業務用食品の取り扱いが拡大していることを受け、業務用食品に特化した提案や開発の拠点を設け、さらなる売り上げの拡大を目指す。松田克也社長はアプリケーションセンターの役割について「オープンイノベーションのハブになる」と述べた。

日刊工業新聞2022年6月10日

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