南海電鉄が車両側面カメラの視認性検証
南海電気鉄道は列車出発時の安全性向上に向けて車両側面上部に設けたカメラの視認性検証試験を6月1日に南海線、空港線で始める。通勤形の一般車両「8300系」の1両当たり片側2カ所ずつの計4カ所にカメラを設け(写真)、車両側面とホームの状況を録画する。夜間や悪天候時などの低照度下でも安全上、十分な視認性が確保できるかなどを検証し、今後の本格導入を検討する。
試験では明暗差がある環境下でも同カメラで鮮明に映せるか検証する。試験中も乗務員は従来通りの方法でホームでの安全確認を行う。
当初は4両1編成にカメラを設置する。順次拡大し、高野線や泉北高速線でも運用する予定。
日刊工業新聞2022年5月30日