日産「アリア」が採用、パナソニックが開発した「大画面WS HUD」の性能
パナソニックオートモーティブシステムズは、自社の大画面ウインドシールドヘッドアップディスプレー(WS HUD、写真)が、日産自動車の新型電気自動車(EV)「アリア」に採用されたと発表した。国内と欧州向けの一部グレードが対象となる。
WS HUDはフロントガラスに映像を投影し、運転者の視線を落とさず車速やナビゲーションなどの情報を表示するもの。採用されたシステムは、情報を投影する際の周囲の照度計算を同社従来比で2倍高速化。なめらかな周囲輝度への追従が可能になり、視認性が向上した。車内ネットワークに接続することで、ソフトウエアの更新速度も同3倍に高めた。
WS HUDが日産に採用されるのは、高級車「スカイライン」やスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」などに次いで6車種目。
日刊工業新聞2022年5月27日