売上高過去最高見通すファナック、山口社長が語った課題

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ファナックが発表した2023年3月期連結業績予想は、売上高が前期比12・6%増の8255億円と2期連続で過去最高を見通す。電気自動車(EV)関連などで旺盛な投資需要が続くと見込み、前期実績を大きく超える500億から1000億円程度の設備投資を計画する。今期も物流費高騰のほか、半導体不足など厳しい調達環境が一定期間続く見通しだが、3期連続の増収増益の見通し。

26日の電話会見で山口賢治社長は「EV関連などで設備投資意欲は引き続き堅調」と需要環境の認識を示した。売上高のほか、営業利益は前期比7・7%増の1973億円、当期利益は同7%増の1662億円と見込む。

当面の懸念材料が長期化を見込む部品不足。山口社長は「収益を見ながら、いかに部材を調達して早く商品をお客さまに届けるかが22年度も課題」と指摘。顧客の要求納期に応じて、受注を絞っている現状を明かした。

22年3月期連結決算は売上高が前期比33%増の7330億円となり、営業利益も同62・9%増の1832億円と高水準となった。コロナ禍からの正常化が進み、製造業全般で回復した設備投資需要を取り込んだ。受注高は中国や米国を中心とした需要拡大に伴い通期で過去最高となる8694億円だった。

日刊工業新聞 2022年4月27日

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