「健康」と「スーツサイズ」を30秒で計測するサービスが面白い
タニタ(東京都板橋区、谷田千里社長)とはるやま商事は、客が体組成計に乗ると体組成計測に加え、適したサイズのスーツを自動提案する新サービスを試験提供する。はるやま吉祥寺店(同武蔵野市)と同岡山大安寺店(岡山市)の2店舗で4月28日から始めた。26日、都内で共同記者会見を開いた中村宏明はるやま商事社長は「採寸時、健康も自然に意識してもらえれば」と話した。
新サービスにはタニタが新開発したアルゴリズムを使った。体組成計で測った生体情報を基に首回り・腹囲・胸囲などを推定し、はるやま商事の商品情報と組み合わせて提案。測定は30秒ほどで終了する。買い物時間の短縮や、店員を介さず顧客自身で採寸できるなど買い物の自由度が上がる。
男女ともに現在のスーツサイズ一致率は95%以上。谷田千里タニタ社長は「試験提供でより多くのデータを集め、精度や使い勝手を高めたい」とした。
はるやま商事は2015年に「スーツで日本を健康に」すると宣言し、タニタと17年から連携を始めた。
日刊工業新聞2022年4月27日