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衛星打ち上げを初受注したIHI、今後の展望に期待高まる

衛星打ち上げを初受注したIHI、今後の展望に期待高まる

小型SAR衛星「QPS-SAR」(イメージ)

IHIは19日、子会社のIHIエアロスペース(東京都江東区)が宇宙スタートアップのQPS研究所(福岡市中央区)から小型衛星「QPS―SAR」の3号機と4号機の打ち上げを受注したと発表した。商業衛星の受注はIHIグループ初。受注額は非公表。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2022年度に小型固体燃料ロケット「イプシロン」6号機に搭載する。

IHIが受注し、実際の打ち上げはJAXAが担う。IHIエアロスペースは23年度に「イプシロンS」で衛星打ち上げ輸送サービスに参入し、その後はJAXAからイプシロンの打ち上げ業務を移管される。その際、商業衛星の打ち上げも同時に受注することを狙っており、今回はその先駆けになる。

QPS―SARは天候や昼夜に関係なく、レーダーで地表を観測する衛星。電磁波を使うセンサーにより、地表の状態を画像化する。

日刊工業新聞2022年4月20日

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