マンション建設で活躍、タワークレーンを自動で誘導する最先端システムの仕組み

三井住友建設など開発

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タワークレーン運転支援システムなどを導入したマンション建設現場

三井住友建設はIHI、IHI運搬機械(IUK、東京都中央区)と「タワークレーン運転支援システム」を共同開発した。建築の3次元(3D)モデリング技術「BIM」を含む施工計画情報に基づき、搬入されたプレキャスト(PCa)部材の最適な揚重経路を自動生成し、操作者がモニターで確認後、PCa部材の荷取場から設置位置の上空まで自動誘導できる。クレーン操作には熟練の操縦者が必要だが、安全、適正な自動誘導で運転を支援し、将来懸念される担い手不足の解消につなげる。

三井住友建設が設計・施工する東京都内のマンション建設工事に同システムを導入した。さらに豪ロボリガー・インターナショナルと共同開発した「吊荷回転制御システム」を導入。従来は作業員が人力で介錯ロープを介して吊り荷を回転する作業を不要とし、吊り荷の衝突、作業員の転落など災害リスクを軽減できる。

タワークレーン運転支援システムは、クラウド上に構築した三井住友建設の施工情報システムとIHIおよびIUKのクレーン自動化技術を連携させた。施工情報システムにBIMを基にPCa部材や取り付け位置、順序の施工計画情報を登録し、現場搬入時にPCa部材に貼付されたRFIDタグを読み取り、部材の固有番号を自動照合する。全球測位衛星システム(GNSS)を利用しPCa部材の現場搬入時の位置、向きの情報を取得して各システムと連携する。

日刊工業新聞2022年4月7日

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