コーヒーに痛風予防効果あり!?ゲノム解析で分かったこと

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防衛医科大学校の松尾洋孝教授らの研究グループは、コーヒーを飲む習慣が痛風の発症リスクを軽減することを明らかにした。日本人の血清尿酸値と痛風患者の全遺伝情報(ゲノム)解析から、コーヒーを飲む習慣との因果関係を分析。血清尿酸値の変動とは無関係に、コーヒーを飲むことで痛風の発症を予防できる効果があることが分かった。痛風の発症メカニズムの解明や創薬への応用が期待される。

生活習慣病の一つである痛風は、血清尿酸値が高い状態を放置すると発症する。食生活の欧米化やコロナ禍において生活様式が変化したことで痛風患者が増加傾向にある。近年、コーヒーを飲む習慣が痛風の発症リスクを抑えられるという報告があったが、解析方法に問題があり詳細は不明なままだった。

研究グループは、日本人約17万人のコーヒーを飲む習慣に関連するゲノム解析結果をもとに、約12万人の血清尿酸値と約3000人の痛風患者のデータを統計学的に分析。コーヒーを飲む習慣は血清尿酸値に影響しないことが分かり、痛風の発症リスクを抑えられることを解明した。

大阪大学との共同研究。成果は米医学専門雑誌に掲載された。

日刊工業新聞 2022年4月13日

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