コマツが鉱山で実証、遠隔操作大型ブルドーザーの実力

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鉱山では人材確保の困難さが増している(ブラジルの鉱山で稼働する有人ブルドーザー)

コマツはブラジル子会社のコマツブラジルインターナショナルを通じて、英資源大手のアングロアメリカンと、鉱山向け大型ブルドーザー「D375Ai―8遠隔操作仕様車」の実証実験を2022年度中に実施する覚書を結んだ。アングロが保有するブラジル南東部のミナスリオ鉄鉱山での実証実験で、鉱山現場の課題である安全性と生産性の両立に向けた新ソリューションの開発を目指す。

鉱山現場では熟練オペレーターの不足に加え、人材確保の困難さが増している。コマツは17年に遠隔制御システムの実証実験をスタート。18年には試験用の第5世代通信(5G)サービスを用いた大型ブルドーザーの遠隔操作デモを行った。

遠隔操作では通信の応答遅延による操作精度の劣化が課題となる。コマツは独自のブレード制御技術と、子会社のモジュラーマイニングシステムズのマシンガイダンスシステムを組み合わせることで対応。車両から数十キロメートル離れた場所から遠隔制御で、実際の車体搭乗に近いブレード操作精度と生産性の両立に成功している。

ブラジルでの実証実験を通じ、22年度中に量産を前提にした遠隔操作技術の確立と、鉱山現場の剥土工程における大型自動運転ブルドーザーの開発を目指す。


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日刊工業新聞 2022年3月30日

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