コマツが協業で加速する「電動化」戦略、今度は鉱山機械

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米プロテラのバッテリーを搭載した、バッテリーロードホールダンプのイメージ

コマツは、米プロテラ(カリフォルニア州)との協業プロジェクト第2弾として、坑内掘りハードロック向け鉱山機械の電動化に取り組むと発表した。プロテラからリチウムイオンバッテリーシステムの供給を受け、ハードロック向け鉱山機械であるロードホールダンプ(LHD)、ドリルジャンボ、ロックボルト打設機の電動化開発を進める。試作機を順次完成させ、2022年度の量産開始を目指す。

プロテラは商用車の電動化技術に強みを持つ。コマツは21年1月に同社と協業契約を結び、中小型クラスの油圧ショベルの電動化で23年ごろの量産開始を目指している。

環境問題や気候変動への意識の高まりで、鉱山機械分野も大気を汚さず、騒音も少ない電動化へのニーズが高まっている。ハードロック向け鉱山機械はこれに加え、安全性と耐久性が求められる。プロテラ製バッテリーはこの点でも特徴ある構造と制御技術により優れているという。

コマツは中期経営計画において30年までに二酸化炭素(CO2)排出量を10年比5割削減することや、50年までにCO2排出を実質ゼロとする目標を掲げている。世界鉱山大手と温室効果ガス削減に向けたアライアンスも発足させており、ハイブリッド建設機械や電動ミニショベルの技術も生かし、さまざまな環境関連企業と共同開発を進める。


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日刊工業新聞2021年10月28日

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