色素使わず印刷するスゴいインクジェット技術、富士フイルムが開発

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構造色インクジェット技術の活用事例

富士フイルムは色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象「構造色」のインクジェット技術を開発した。インクに色素となる染料や顔料を含まない。基材定着時のインク膜内に微細構造を形成する技術により、構造色を発現させる。フィルムへの印刷が可能で、透明な樹脂やガラスの装飾に適している。今後のビジネスモデルは検討中だが、既にシチズン時計が7月に発売予定の腕時計の文字板などで採用されている。

構造色インクジェット技術は、富士フイルムの分子制御技術を応用した。色味の異なる構造色を発現する複数種のインクを組み合わせることで、光の波長によって生じる赤色から青色まで、フルカラーの構造色を表現できる。さまざまな色味のパターン表現や、色の濃度を変化させたグラデーション表現も可能という。

日刊工業新聞2022年3月25日

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富士フイルム

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