核融合商業炉に一歩、スタートアップが民間初のプラズマ1億℃を達成した!

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1億度Cのプラズマ温度を達成した球状トカマク型実験装置(トカマク・エナジー提供)

核融合スタートアップの英トカマク・エナジーは、球状(スフェリカル)トカマク型の核融合実験装置「ST40」で、1億度Cのプラズマ温度を達成した。強力な磁場で高温プラズマを閉じ込めるトカマク型を採用し、核融合炉開発を目指す民間企業としては初の1億度C超えとなる。

プラズマ温度1億度Cは核融合商業炉に向けた基準とされ、これまで国の研究機関での事例はあった。同社が採用する球状トカマクは、一般的なトカマクに比べプラズマを太くすることでその表面積を減らし、高温高密度なプラズマを作り出すコンパクトな装置。今回の実績は球状トカマクでも過去最高のプラズマ温度となる。

トカマク・エナジーは今後、新しい高温超電導(HTS)マグネットを組み込んだ球状トカマクの次世代装置「ST-HTS」を2020年代半ばに運転開始の予定。30年代初めの運用を計画する核融合炉パイロットプラントの設計に、その実験データを生かすとしている。

日刊工業新聞2022年3月17日

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