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三菱自動車が120億円投資、新塗装工場の全容

三菱自動車は、タイで自動車用の塗装工場を新設した。投資額は120億円。主要工程の自動化や先進技術の導入により、生産の効率化や環境負荷の低減を実現した。太陽光発電設備の導入により、二酸化炭素(CO2)排出量を年1700トン以上削減する。

新塗装工場では環境技術の導入により、揮発性有機化合物(VOC)の排出量を従来比50%削減し、排水を50%再利用する。16日タイで開いた開所式で加藤隆雄社長は「製造効率と品質の向上を図り、持続可能な未来に向けて事業を変革していきたい」と述べた。

タイのチョンブリ県にある車両組み立て工場ではスポーツ多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」やピックアップトラック「トライトン」などを生産している。生産能力は年42万4000台。同社の工場では最大規模。既存の塗装工場の稼働は終了する

日刊工業新聞2022年3月17日

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