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脱炭素化を加速するヤマハ発動機、電動バイク投入計画の中身

脱炭素化を加速するヤマハ発動機、電動バイク投入計画の中身

写真はイメージ

ヤマハ発動機は研究開発体制と製品の両面でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)対応を加速する。電動モーターや水素エンジンなどのパワートレイン(駆動系)技術の研究開発設備を増強する。また主力の2輪車では電動バイクを2024年までに10モデル以上投入する計画だ。

本社に21年に完成した研究開発などを行う建屋「32号館」に、モーターの性能試験を行うモーターベンチ、水素供給装置、水素の液体燃料であるeフューエルなどのカーボンニュートラル燃料対応タンクなどを順次設置する。電動モーターや水素エンジンの開発を加速する。

電動バイクでは、エンジン排気量125ccの原付2種に相当するクラスの新型車を台湾で3月に発売する。また春に同クラスの電動バイクを欧州や日本、東南アジアなどでリース販売する予定。このほか同50ccクラスを欧州で発売する。

同社は50年の製品使用時の二酸化炭素(CO2)排出量を10年比90%減とする目標を掲げる。

日刊工業新聞2022年2月22日

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