航続距離を気にせず運転できる!? ヤマハ発動機が台湾で発売する電動バイクの性能
ヤマハ発動機は、台湾でエンジン排気量125ccクラスの原付2種に相当する電動スクーター「EMF=写真」を3月に発売する。台湾のGogoro(ゴゴロー)との協業による電動バイク第2弾。ゴゴローの交換式バッテリーシステムを基に、ヤマハ発の現地子会社が設計、生産、販売する。価格は10万2800台湾ドル(約42万5000円)。年間2000台の販売を見込む。
同スクーターは2019年発売の第1弾「EC―05」より軽量スリム化し、小径ホイールで加速や小回り性能に優れる。30代男性をターゲットに、オンラインゲームのキャラクターをイメージしたデザインとした。
充電1回当たりの航続距離は未公表。ゴゴロー子会社のゴゴローエナジーネットワークが設置したバッテリー交換ステーションが多数あり、航続距離を気にせず運転できるという。
EC―05はゴゴローの市販車ベースのOEM(相手先ブランド)生産モデルだった。
ヤマハ発は春以降同125cc相当で充電式タイプを欧州や日本、東南アジアに投入予定。50年に2輪車の90%を電動車にする計画。
日刊工業新聞2022年1月26日