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洗濯機の出荷額が1月過去最高、特に好調だったタイプは?

白物家電は5.4%減の1737億円

日本電機工業会(JEMA)が発表した1月の白物家電国内出荷実績は前年同月比5・4%減の1737億円と8カ月連続のマイナスとなった。主力のエアコンなどで巣ごもり需要で好調だった2021年の反動減が続いた。だが、冷蔵庫や洗濯機が増加となったほか、気温低下により暖房器具が好調に推移したことで、1月単月としては過去3番目の出荷額となった。

製品別では、冷蔵庫が同0・6%増の291億円で3カ月連続のプラスとなった。新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、自宅での食事機会が増加したことやまとめ買いのニーズにより501リットル以上の大容量機種が好調だった。洗濯機は同0・1%増の314億円と2カ月ぶりのプラスで、1月単月では過去最高の出荷額となった。高単価の「ドラム式洗濯乾燥機」が好調だった。

一方でエアコンは同10・5%減の393億円と8カ月連続で減少。高水準だった21年の反動でマイナスが続く。三菱電機の担当者は「前年の反動減はあるが、清潔意識の高まりにより引き続き空気清浄機能のついた機種のニーズが高い。また、寒冷地域向けの暖房強化タイプも好調」としている。

日刊工業新聞2022年2月22日

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