水素関連の新技術開発を加速するトヨタ系部品メーカー、社長の意気込み

愛知製鋼が主力工場を30年までにカーボンニュートラルへ

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愛知製鋼はまず主力の刈谷工場でCO2削減を進め、そこで培ったノウハウを他の工場に展開する

愛知製鋼は、2030年までに主力の刈谷工場(愛知県刈谷市)でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を目指す。エネルギー源の切り替え、水素関連での新技術開発などを加速し、達成の前倒しも狙う。同社は全社で50年のカーボンニュートラルを目標に掲げる。刈谷工場での取り組みで技術やノウハウを蓄積して、それらを他工場にも展開し50年目標の達成を確実にする。

ステンレス形鋼を生産する刈谷工場では、一部エネルギー源として使う重油を天然ガスに切り替えるほか、太陽光発電設備など再生可能エネルギーの導入を進める方針。また構内物流に使う運搬車両を二酸化炭素(CO2)を排出しない車両に切り替える検討をする。バーナーなどで水素を活用した新技術の開発にも取り組む。刈谷工場でのCO2削減の取り組みは他工場に広げる考えだ。

愛知製鋼は全社で30年までにCO2排出量を13年度比35%削減、50年までのカーボンニュートラル達成を目標に掲げる。まず刈谷工場でカーボンニュートラルを達成し、「(全社で)50年より1年でも2年でも前倒しで達成できるように進める」(藤岡高広社長)方針だ。 トヨタ自動車は全世界の工場で35年のカーボンニュートラル達成を目指す。

これも背景に愛知製鋼以外のトヨタ系部品メーカーもカーボンニュートラル対応を加速している。ジェイテクトは40年としている達成目標時期を35年に前倒しする検討を始めた。アイシンは30年度までの10年間で生産面の関連施策に計1100億円を投じる計画を21年11月に公表した。

日刊工業新聞社2022年1月24日

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