EV用電池セパレーターの戦略は?東レ社長が語ったこと

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日覚社長

東レの日覚昭広社長は、オンライン開催した記者懇談会で電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池用セパレーターについて「LG化学との垂直統合でコスト競争力を追求する」との考えを示した。両社は10月に東レのハンガリー子会社の合弁化を決めた。日韓のセパレーター拠点は民生用や付加価値車載用に注力し、ハンガリーと戦略を分ける。

日覚社長は「EV市場は拡大するが、必ずしも高性能電池は求められない。この数年で一気に汎用化が進んだ」と指摘。日本にはセパレーター大手が多く、今後、市場変化に対する各社の戦略が問われそうだ。

世界のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現への動きは「当社は1990年代から地球環境問題に取り組んでおり、今の動きはウエルカムだ」とする。最近では水素製造技術での独シーメンスグループとの協業や風力発電向け炭素繊維の生産拡大を決定。今後も投資の50%程度を環境関連製品・技術に充て、強化する。


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日刊工業新聞2021年11月26日

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