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ポテトを揚げるロボット実証、福島県南相馬市で実用化目指す意義

コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長)は、福島県南相馬市と地域連携協定を結んだと発表した。同市内でフライドポテトをロボットが揚げる実験店舗の実証実験を進める。

コネクテッドロボがタニコー(東京都品川区)と共同開発したフライドポテトの調理ロボット(写真)を、ベックスバーガーの実験店となるトレーラハウスのコンテナ型店舗に導入した。調理機器を南相馬市に工場があるタニコーが開発、ハンドをコネクテッドロボが設計して一体化したアーム型ロボットで、操作ソフトウエアをコネクテッドロボがまとめ上げた。

フライドポテトを揚げる際に、ポテトを油の中で揺らすなど人間と同じ調理作業をロボットがオペレーションする。実証は2021年度内まで行う。

コネクテッドロボはこれまでに、たこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボットなどを実用化してきた。

フライドポテトロボットの実用化で、調理ロボットの対象範囲を広げていく。

沢登社長は「ロボットの街づくりを進める南相馬市で、最先端の調理ロボットを実用化し、地域の活性化に貢献していく」と意欲を示した。

日刊工業新聞2021年11月5日

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