被ばくせずに3D画像を撮影できる診断装置、ルクソナスが開発
Luxonus(ルクソナス、川崎市幸区、相磯貞和社長)は、光と超音波を合わせた光超音波イメージング技術を活用し、被ばくがなく安全に高解像度の3次元(3D)画像を撮影できる画像診断装置を開発した。
近赤外波長のパルスレーザー光を体内に照射した際、血中ヘモグロビンが発生する超音波を512個の超音波センサーで捉え、3D立体画像を描く原理を用いた。特別な撮影室を必要とせず、体表から深さ約3センチメートルの微細な血管の状態を簡単に撮影できる。臨床用だけでなく、実験小動物を対象とした基礎医学研究分野の市場向けにも製品を開発する。
日刊工業新聞2021年9月9日