お肌の状態を数秒で解析、スキンケアをサポートするAIで新サービス
リッジラインズ(東京都千代田区、今井俊哉社長)とオルビス(同品川区、小林琢磨社長)は、共同プロジェクトを立ち上げ、自宅にいながら肌の変化をいつでも正しく測定できるIoT(モノのインターネット)機器「スキンミラー」と、これを用いたスキンケアサービス「カクテルグラフィー」を開発した。
共同プロジェクトは一人ひとりが自分らしく自然に年齢を重ねる「スマートエイジング」がテーマ。オルビスがサービスを提供する。リッジラインズは構想策定からブランド構築、サービス開発、デジタル基盤の実装まで一気通貫で支援した。
スキンミラーは肌画像の人工知能(AI)解析技術と、オルビス独自の肌解析理論によって、数秒間肌に当てるだけで肌の状態を解析する。撮影した肌画像や解析結果を専用アプリケーション(応用ソフト)に自動連携することで、いつでも正しく肌の状態が分かる。
カクテルグラフィーでは、個々の肌状態に合わせ、美容液2本・保湿液1本のセットを毎月届ける。計3本は肌状態を測定したデータを基に、ユーザーが居住する地域の天候データ、肌の悩み、生活習慣データなどを総合的に解析。数百通りの組み合わせから選定する。
日刊工業新聞2021年9月2日