中途採用者に「ジョブ型」制度を導入するジーテクトの狙い

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ジーテクトはまず栃木工場で、現場で働く女性を増やす

ジーテクトは中途採用者を主な対象に、職務を明確にして報酬と対応させる「ジョブ型」制度を導入する。M&A(合併・買収)の専門知識を持つなど、既存の人事制度の枠に当てはめるのが難しいケースに適用する。CASE(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)への対応などで既存事業の延長線上にない変革を迫られる中、ジョブ型制度の導入で多様な人材の確保につなげる。

ジーテクトのジョブ型制度は主に、M&Aや法務の専門知識を持つ人材のほか、電動化対応に当たりモーターなどに関する知見を持つ人材の中途採用での適用を想定する。変革スピード向上や、新分野開拓に役立てる。

併せて勤務年数に比例しない退職金制度や、企業年金制度の拡充も検討する。優秀な人材の獲得、従業員が安心して働ける体制の構築につなげる。

また人材の多様化を進める一環で、女性リーダーの創出も図る。現在、「課長補佐」に5人の女性が就いている。女性管理職の育成に向けた研修などを実施しており、早ければ2021年度中にチームを束ねる「課長」への女性の就任を検討する。

国内工場の現場で女性の採用も本格化する。まず栃木工場(栃木県さくら市)をモデルケースに位置付け、精密部品の検査部門で採用強化を図る。休憩所やトイレの整備など、女性が働きやすい職場環境整備も行う。生産現場の女性比率をまずは1割程度にしたい考えだ。インドネシア工場など、女性活用が進んでいる海外拠点の事例も参考にする。

日刊工業新聞2021年9月7日

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