世界初の実験成功。日本板硝子が水素エネルギーで建築用ガラス製造

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実験を行ったガラス溶融窯と、事業所を訪れたリバプール広域市長

日本板硝子は、世界で初めて水素エネルギーによる建築用ガラスの製造実験に成功した。ガラス溶融窯に使う燃料の一部を水素に切り替える実験を、英国・セントヘレンズのグリーンゲート事業所で8月後半の3週間に渡って実施した。実用化されれば、同窯から排出される二酸化炭素(CO2)を大幅に削減できると期待される。

実用化時期は未定だが、将来の脱炭素化に向けた重要なステップとして引き続き技術開発を進める。

実験では、現在の主燃料である天然ガスから最大で8分の1を水素に切り替えて燃焼することに成功した。水素でも天然ガスと同様の優れた溶融性能を確認できた。世界中の板ガラス製造に革命をもたらしたフロートガラス製法は70年前に同じセントへレンズで開発された。ガラス産業の歴史としても意義深い成果となる。

日刊工業新聞2021年9月7日

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