ニュースイッチ

トヨタ「レクサス」採用、瞬間調光ガラスがスゴい

トヨタ「レクサス」採用、瞬間調光ガラスがスゴい

ウムが量産国産車に初採用(Lexus International提供)

日本板硝子の瞬間調光ガラス「UMU(ウム)スマート ウィンドウ=写真」が、量産国産車の車室内向けとして初めてトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の「LM」の車室内パーティションに採用された。ウムスマート ウィンドウは電源のONとOFFで瞬時に“見える、見えない”が切り替わるため、車室内にプライベート空間が創造できる。

ウムスマート ウィンドウは、2枚のガラスの間に特殊な液晶シートを挟んだ合わせガラス。液晶分子は、普段は不規則に並んでいるために光を拡散し、不透視な状態だが、電圧がかかると整列し、光を通すため透視になる。この仕組みを応用して電源のONとOFFで瞬時に透視と不透視を切り替える。また、強靱(きょうじん)な中間膜で貼り合わせることで衝撃に強く、万が一割れても破片が飛び散らない安全なガラス設計とした。

【関連記事】 自動車ガラス加工、知られざる実力企業

オンラインセミナーのご案内

ニュースイッチでは、全固体電池に関連したオンラインイベント「全固体電池入門の入門 第2回 ビジネス視点で解説 自動車業界へのインパクト」を開催します。
講師はホンダでリチウムイオン電池の開発に携わり、その後、サムスンSDIの常務として電池事業の陣頭指揮をとり、現在は名古屋大学未来社会創造機構客員教授でエスペック㈱上席顧問を務める佐藤登氏です。
昨年には「電池の覇者 EVの運命を決する戦い」(日経新聞社)を上梓、業界に最も精通する同氏と、日刊工業新聞の自動車担当記者が「ここだけの話」をします。

2021/7/2(金) 14:00 ~ 15:30
<<申し込みはこちらから>>
一般 :¥5,500(税込) 前回参加者 :¥4,400(税込)
※前回(5月21日)参加された方は、特別料金(1,100円割引)にてお申込いただけます。お申込方法は、別途お送りしているメールをご確認ください。
申し込み締切
2021年7月1日(木)12:00
日刊工業新聞2020年3月2日

編集部のおすすめ