半導体不足が懸念も、21年輸入車販売台数が「コロナ前に戻る」根拠

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フォルクスワーゲンジャパン公式サイトより

半導体不足、影響を最小化

日本自動車輸入組合(JAIA)のティル・シェア理事長(フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン社長)は25日、オンラインで記者会見を開き、2021年の輸入車販売(日本メーカー車は除く)の見通しについて半導体不足の動向などによるが「新型コロナウイルス感染拡大前の販売台数まで戻る見込み」と述べた。コロナ禍前の19年の輸入車販売台数は前年比3・2%減の約30万台、20年は同14・5%減の約26万台だった。

半導体不足の輸入車販売への影響については「上期(21年1―6月)に大きな影響は出なかったが、各社は今後の動向を注視して影響を最小化する努力を続ける」とした。

21年上期の輸入車販売台数は前年同期比19・3%増の13万6491台。コロナ禍前の19年同期と比べると8・4%減だった。スポーツ多目的車(SUV)の販売が好調に推移し、「上期として初めて輸入車全体の4割を超え、過去最高となった」(シェア理事長)。電動車は電気自動車(EV)が同4・7倍の3270台、プラグインハイブリッド車(PHV)が同2・1倍の2826台、ハイブリッド車(HV)が同3・3倍の1万6035台。クリーンディーゼル車は同41%増の4万3753台と輸入車全体の3割を占めた。

7月単月の輸入電動車の販売台数はEVが前年同月比8・6倍、PHVが同2・3倍、HVが同3・9倍。シェア理事長は「輸入電動車は下期も好調が続くと考えている。組合員各社はEVとPHVのラインアップを今後も拡充していく」との見方を示した。

日刊工業新聞2021年8月26日

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