ビル内フロアを全自動で清掃、ZMPが発売した無人清掃ロボの実力
ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は、ビル内フロアを全自動で清掃する無人清掃ロボット「バキュロ」を発売した。ホテルや空港ロビーでフローリング清掃、水拭きが可能な「バキュロ・ウェット=写真」と、カーペット環境に対応した乾式タイプの「同・ドライ」がある。消費税抜きの価格はウェットが318万円から、ドライは298万円から。
同社はすでに無人宅配ロボットと歩行速モビリティーロボット、無人警備ロボットを商品化している。
これに清掃ロボットを加えることでサービス現場の人手不足に対応する。
無人清掃ロボットは中国・ガウシアンが開発したロボットがベース。自律移動や障害物回避機能を備え、壁際10センチ―20センチメートル程度までを清掃できる。これにZMPのクラウド型ロボット管理システムを連携することで、状態管理やスケジュール管理に対応する。電源はリチウムイオン電池。
日刊工業新聞2021年7月19日