AI・VR活用の「バーチャルキャンパス」。立教大学で実証開始へ

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3Dアバターを操作し、仮想教室で講義や作業を行う

NTT東日本と立教大学大学院人工知能科学研究科は、バーチャルキャンパスの実現に向けた実証実験について相互協力協定を結んだ。人工知能(AI)や仮想現実(VR)などの技術を活用し、臨場感のある空間の構築を目指す。実証期間は7月―2022年3月。同研究科においては、この期間内に実際の授業での利用も見込む。

バーチャルキャンパスでは、学生や教職員が3Dアバター(分身)を操作し、仮想教室で講義やグループ作業を実施。AIを搭載したロボットがアシスタントとして学生の質問を受け付ける。3DCG化の対象を教室から大学全体へ拡大し、立教大の歴史的な施設を再現することも検討していく。

NTT東はAIの性能を上げるための学習基盤や、安全な通信環境を提供する。立教大はバーチャルキャンパス構築に当たり、ギャラクシーズ(東京都豊島区)が開発しているVR技術も活用する。

同社の社長も務める内山泰伸立教大院人工知能科学研究科教授は、既存のVRサービスとの違いを「アバターが高精度でリアルになっている」と説明。ウェブ会議は相手の雰囲気の把握がしにくいと分析し、この課題に対処する意味でもアバターは「かなりメリットがある」とした。

日刊工業新聞2021年6月30日

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