リストバンド型センサー活用、東芝が始める「作業員見守りサブスク」の中身

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東芝インフラシステムズが製品化したリストバンド型センサー「マリシテンMS100」

東芝は、2021年度中にリストバンド型センサーを活用した作業員見守りのサブスクリプション(定額制)サービスの提供を始める。暑さストレスを計測する独自のアルゴリズムを基に、工場や工事現場など高温環境下での安全管理を支援する。インフラサービス企業への事業構造転換を目指しており、デジタル技術やデータ活用による社会課題の解決を後押しする。

東芝インフラシステムズ(川崎市幸区)が製品化したリストバンド型センサー「マリシテン MS100」を同じグループの東芝デジタルソリューションズ(同)などに提供してパッケージ型システムを開発する。センサーのほか、近距離無線通信「ブルートゥース」の中継器となる携帯電話や、管理室のパソコン用ソフトウエアなどを一括で提供する。料金はサブスク型などを想定する。

リストバンド型センサーは単独でデータ測定・演算を行い、暑さストレスレベルを0―4段階で装着者などに通知する。暑さストレス以外に、脈拍や温度、湿度、加速度など10種類のデータを測定できる。産業用途であり、防塵・防水・耐衝撃性に優れる。販売目標は、リストバンド型センサー単体で年間1万台。

東芝インフラシステムズは、府中事業所(東京都府中市)の製造現場でリストバンド型センサーを使って作業員の位置情報を取得。高温エリアでの滞在時間管理の実証実験を行っている。このほか、太陽光パネル設置現場や林業の作業現場での導入事例もあるという。

日刊工業新聞2021年6月24日

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