富士通が開発、多言語音声翻訳ソリューションの実力

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タブレット端末を使ったトライジーの利用イメージ

富士通は、日本語と世界11言語間の人工知能(AI)音声翻訳をハンズフリーで実現する多言語音声翻訳ソリューション「トライジー」を開発した。外国人との意思疎通が必須で、音声翻訳時の端末操作が困難な医療や観光分野などの現場向けに発売する。価格はタブレット端末、指向性マイク、通信SIM、多言語音声翻訳アプリケーション(応用ソフト)のセットで月額1万6500円(消費税抜き)。2025年度末までに3000セットの販売を見込む。

独自のハンズフリー技術によって、端末を操作せずに、タブレット接続の指向性マイクで音声認識した話者の音声や位置情報を基に適切な言語を認識して音声翻訳する。タブレットは現時点ではアップルの「iPad(アイパッド)」が対象となる。

雑音を抑制する独自技術や、みらい翻訳(東京都渋谷区)が提供するAI対応の音声翻訳API(応用プログラムインターフェース)サービスにより、高い翻訳精度で日本語と11言語間を相互に翻訳可能にした。

例えば、医師や看護師などの医療従事者が、さまざまな医療機器や書類を手に持ちながら外国人患者へ症状などを説明しやすくなる。外国人旅行者が多い観光施設などでも、パソコンの操作や荷物の携行をしながら円滑に観光名所の案内や宿泊施設の予約対応ができる。

日刊工業新聞2021年5月14日

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