富士通が提供する、国内初の漢検デジタル学習コンテンツの仕組み
富士通と富士通Japan(東京都港区)は、「GIGAスクール構想」に対応した漢検協会のデジタル学習コンテンツを発売した。富士通Japanの手書き文字採点技術を活用した小・中学校、高校向けけドリルシステム「ペンまーる」上から漢検協会の学習コンテンツを提供する。同構想に対応した漢検協会のデジタル学習コンテンツは国内初という。ペンまーるは、タブレット端末上で出題された問題に学習者が手書きで解答し、その内容を自動採点するシステム。新たに漢検協会の日本語・漢字学習コンテンツを搭載。誰でも無償で漢検協会の学習コンテンツを体験できるトライアルサイトを公開した。
手書き文字採点技術により「とめ」「はね」などの漢字特有の細かな表現に対応可能。児童・生徒は自動採点機能によって、すぐに採点や答え合わせし、間違えた解答の正しい内容を確認できる。教員はシステムに蓄積した児童・生徒の全解答データを専用画面から参照でき、児童・生徒一人一人の学習の進捗(しんちょく)や理解度、学びの定着度をリアルタイムに把握し、指導に生かせる。
日刊工業新聞2021年4月14日