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ロームが5年間で成長投資に4000億円。中期経営計画の中身とは

ロームは、5年間で増産や生産改革、M&A(合併・買収)などの成長投資に合計で4000億円を投じる中期経営計画を発表した。注力するパワーデバイスや車載LSI(大規模集積回路)などの供給体制や品質の安定、事業ポートフォリオの幅を広げるための人材や商品獲得のためのM&Aに投じる。その先の2030年度までの飛躍的成長に向けた基盤作りの5年間と位置付ける。

同社は01年3月期の4093億円をピークに停滞している連結売上高を2年以内に過去最高にし、26年3月期は21年3月期比約3割増の4700億円と設定。得意とする「アナログとパワーデバイスの海外での認知度をしっかりと得る」(松本功社長)として開発、生産、拡販体制を強化する。

同日発表した22年3月期の連結業績予想は車載、民生向けなどの好調な需要が続くとみて売上高は前期比11・1%増の4000億円、営業利益は同27・3%増の490億円を見込む。

日刊工業新聞2021年5月11日

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