足裏の体重分散を均一にする「イカ足サポーター」の仕組み

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サポーター装着前は人差し指につながる中足骨に体重が集中している(上)、装着後、体重が分散した様子

ダンシングファン(横浜市青葉区、長岐裕之社長)は、足裏の体重分散を均一にするサポーター「イカ足サポーター」を開発した。かかとが浮いた状態において、足の裏にある骨「中足骨」の長さを調整する。シリコンを当てて親指、人さし指、中指につながる中足骨の長さをそろえると、長い中足骨に重みが集中し、痛みが生じるのを防げる。今後、量産モデルを作り、2022年春に発売したい考えだ。

3本の中足骨の長さをそろえることで、体重を3本の骨で支えられるようにする。歩行をはじめとする重心を前にかける動作が安定し、足の痛みも低減する。タコができにくくなる効果も確認されている。人間の体はかかとが浮いた状態になると、指と足裏の付け根で体重を支える。その際、3本の中足骨のみに体重がかかるが3本の長さが違う人の方が圧倒的に多いという。

例えば人さし指につながる中足骨が長い場合、1本で体重を支えることになる。1本の骨が酷使されて痛みの原因になり、疲労骨折にもつながりうる。短い他の2本の先端部分にシリコンを当てて長さをそろえれば、重みを分散できる。

ダンシングファンの長岐社長は「足が痛くて歩けなかったお年寄りが使い、その場で歩けるようになったのを目の当たりにした。痛みに困っている人はたくさんいる。早く世に出さなければと感じる」と話している。

現在は1人ずつの中足骨の長さを測り、オーダーメードでサポーターを作っている。今後、多くの日本人がもつ長さのパターンを割り出し、量産モデルを作る計画だ。

日刊工業新聞2021年5月7日

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