任天堂「スイッチ」の販売数予想、今年度は11.5%減のワケ
任天堂は、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の2022年3月期販売台数予想を、前期比11・5%減の2550万台に設定した。古川俊太郎社長はオンライン会見で「世界的な半導体部材の需給逼迫(ひっぱく)の影響もあり、我々が作りたいと思ってる数をすべて生産できる状況ではない」と説明した。
生産計画に不透明感が増す中での22年3月期連結業績予想は、売上高が同9・0%減の1兆6000億円、営業利益が同22・0%減の5000億円を見込む。
21年3月期は、ダウンロード専用ソフトやニンテンドースイッチオンラインなどのデジタル売上高が好調に推移。スイッチのハード・ソフトウエア共に販売拡大に寄与し、売上高が同34・4%増の1兆7589億円、営業利益が同81・8%増の6406億円だった。
日刊工業新聞2021年5月7日